【2月19日 AFP】17-18イタリア・セリエAは18日、第25節の試合が行われ、首位ナポリ(SSC Napoli)と勝ち点1差の2位ユベントス(Juventus)はともに1-0で勝利。どちらも欧州カップ戦での不本意な結果を引きずらず、リーグ9連勝を達成した。

 ナポリは本拠地でSPALに辛勝。一方、トリノ(Torino FC)とのダービーに臨んだユベントスは、またしても負傷者を出したものの、ダービーでの圧倒的な戦績通りに勝利を収めた。

 両チームはそれぞれ、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)でRBライプツィヒ(RB Leipzig)に1-3の敗戦、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)相手に本拠地で引き分けという結果に終わっていた。

 ナポリのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は「ヨーロッパリーグの後ということで、選手の奮起を期待していたが、動きが緩慢で、歩いてボールをゴールに入れようとしていた。まだ1-0だというのに、開始10分でまるで3-0かのようなプレーをしてしまった」と内容に納得していない様子を見せた。

 ナポリは開始6分でアラン(Allan)、ユベントスは前半33分でアレックス・サンドロ(Alex Sandro)と、ともにブラジル人選手が得点を決めて勝ち点3を獲得した。

 この結果、セリエAでは25試合を終え、クラブのリーグ連勝記録を更新したナポリが勝ち点66の首位を守り、ユベントスが1差で追っている。15差の3位には今節勝利したASローマ(AS Roma)が浮上。敗れたインテル(Inter Milan)は危機的状況に逆戻りした。

 ユベントスでは、激しいダービーマッチでチーム得点王のゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が足首の捻挫、フェデリコ・ベルナルデスキ(Federico Bernardeschi)が左膝の負傷に見舞われている。イグアインは今季公式戦24得点を稼ぎ、トッテナム戦でも2ゴールを挙げていた。

 ユベントスはすでに、マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)、ブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)、フアン・クアドラド(Juan Cuadrado)がけがで離脱中と負傷者が続出しているが、一方でこの日は、太ももを痛めていたパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)が後半からの途中出場で実戦に復帰した。

 マッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「ディバラは30分間良くやったが、明らかに試合体力を失っている。ただ、それはいずれ戻ってくるだろう。選手を誇りに思うし、よく立て直してくれた。難しい時間帯でも、その状況を楽しんでいた」と話した。(c)AFP/Emmeline MOORE