【2月19日 AFP】ロシア南部ダゲスタン共和国(Dagestan)で18日、イスラム過激派とみられる男がキリスト教の教会で発砲し、女性5人が死亡した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 地元メディアの報道によると、事件が起きたのはイスラム教徒が多数派を占める町キズリャル(Kizlyar)の教会。男が信徒らに向かって発砲したという。

 インタファクス(Interfax)通信が地元当局者の話として伝えたところによると、容疑者は20代前半の地元出身の男。猟銃を用いて女性4人をその場で殺害した。残り1人は搬送先の病院で死亡した。

 ISはメッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」を通じて「イスラムの戦士であるハリル・ダゲスタニ(Khalil Daghestani)が攻撃した」と犯行を主張した。

 北カフカス(North Caucasus)地方のダゲスタン共和国はロシアで最も貧しく不安定な地域の一つ。同地の反体制派のイスラム主義者はISに加わるためシリアに向かったことが知られている。(c)AFP