【2月18日 AFP】平昌冬季五輪のアルペンスキー女子スーパー大回転で金メダルを獲得したスノーボーダーのエステル・レデツカ(Ester Ledecka、チェコ)について、国際オリンピック委員会(IOC)関係者からも称賛の声が上がっている。

 本職はスノーボードであるにもかかわらず、借り物のスキー板で17日のスーパー大回転を制したレデツカの偉業をめぐっては、母国メディアも「雪上の奇跡」と称賛。26番滑走の選手による番狂わせは、誰もが予想していなかったもので、米NBCテレビが早まってアンナ・ファイト(Anna Veith、オーストリア)を勝者と放送してしまうほどだった。

 これには、IOC関係者からも称賛の声が上がっており、クリストフ・ドゥビ(Christophe Dubi)五輪統括部長は「とてつもない」とレデツカの快挙を表現。広報担当を務めるマーク・アダムズ(Mark Adams)氏の口からは「彼女が今五輪の女王で決まりだと思う」といった言葉が飛び出した。

 一方、今週に控えるスノーボードのパラレル大回転で金メダル候補に挙がっているレデツカは、競技後の記者会見にゴーグルを着用したまま臨んだが、IOCは顔にメークを施していなかったからという同選手の説明を受け入れ、問題はないとの考えを示している。(c)AFP