【2月16日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)は15日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は好調のミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)の劇的な決勝ゴールで3-2とアタランタ(Atalanta)に先勝した。

 アンドレ・シュールレ(Andre Schuerrle)の先制点でリードしてハーフタイムを迎えたドルトムントだったが、後半に入るとアタランタのヨシプ・イリチッチ(Josip Ilicic)に立て続けに得点を奪われ逆転された。

 しかし、ドルトムントは後半20分にバチュアイーが1月にイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からレンタル移籍してから3試合で4点目となるゴールを決め、同点に追い付いた。

 するとバチュアイーはさらに同ロスタイム1分に勝ち越しゴールを蹴り込み、チームに重要なリードをもたらした。

 一方、アーセナル(Arsenal)は3-0と格下のエステルスンドFK(Ostersunds FK)から快勝を収めた。

 アーセナルは序盤、相手GKアリー・ケイタ(Aly Keita)のキャッチミスからのこぼれ球をナチョ・モンレアル(Nacho Monreal Eraso)が押し込んで先制すると、前半24分にはゴール前でのクリアミスを拾ったヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)の低いクロスが相手DFのオウンゴールを誘った。

 イングランドのストーク・シティ(Stoke City)やウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)でプレーした経験を持つエステルスンドのグラハム・ポッター(Graham Potter)監督は、ハーフタイムに選手を2人代えて試合の流れを変えようとしたものの、アーセナルは後半13分にムヒタリアンのアシストからメスト・エジル(Mesut Ozil)が得点し、試合を決定付けた。

 快進撃を見せてきたエステルスンドは試合最終盤にPKのチャンスを得たものの、トム・ペターソン(Tom Pettersson)のキックをアーセナルのGKダビド・オスピナ(David Ospina)がセーブした。

 この快勝でアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、来週エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で行われる第2戦で、主力選手に休養を与えられる。

 また、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はFCコペンハーゲン(FC Copenhagen)に先制点を許したものの、4-1で逆転勝利を飾った。

 スペイン1部リーグで2位につけるアトレティコはサウル(Saul Niguez)、ケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)らがゴールを決め、16強入りに大きく前進している。

 イタリア・セリエAで首位に立つナポリ(SSC Napoli)は、ホームながらティモ・ヴェルナー(Timo Werner)に2点を許すなど1-3でRBライプツィヒ(RB Leipzig)に屈し、第2戦ですべてをかけなければならなくなった。

 同日行われたその他の試合では、ACミラン(AC Milan)が敵地でPFCルドゴレツ・ラズグラド(PFC Ludogorets Razgrad)に3-0、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)がホームでビジャレアル(Villarreal CF)に3-1とそれぞれ勝利を収めている。(c)AFP