【2月15日 AFP】平昌冬季五輪のスタッフの宿泊施設でノロウイルスが大流行している問題で、感染者数が合わせて232人に増えたことが分かった。複数の当局者が15日、明らかにした。メイン会場となっている平昌(Pyeongchang)と江陵(Gangneung)でも新たに33人の感染が確認されたという。

 これまでの感染のほとんどは、五輪スタッフが寝泊まりするホレプ五台山青少年修練館で発生していたが、今回は平昌や江陵のスタッフ用宿泊施設で確認された。

 ノロウイルスの感染力は非常に強く、感染すると嘔吐(おうと)や下痢を引き起こす。

 五輪組織委員会の広報担当者は、水質や衛生状態の管理を徹底すると述べている。

 同委員会の当局者によると、ノロウイルスの選手への感染は報告されていない。一方、ホレプ五台山青少年修練館で発生したノロウイルスの感染の原因は水質汚染だったという。(c)AFP