【2月14日 AFPBB News】昨年12月に沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園(Midorigaoka Nursery School)の屋根に、米軍普天間飛行場(Marine Corps Air Station FutenmaMCAS Futenma)所属の大型ヘリコプターCH53Eの部品が落下したとみられる事故で、同園の園長や父母会の代表者ら6人が14日、東京都内の日本外国特派員協会(Foreign Correspondents' Club of JapanFCCJ)で記者会見を開いた。

 父母会は記者会見前日の13日、事故の原因究明や保育園上空の飛行停止などを求める約12万7000人分の署名を防衛省などに提出。緑ヶ丘保育園の神谷武宏(Takehiro Kamiya)園長(55)は、「米軍は保育園の上空を毎日飛んでいる。子どもたちの命、未来を守って下さい」と訴えた。

 同園父母会の宮城智子(Tomoko Miyagi)会長(48)は、「園児たちの上に部品が落ちていたらと考えると、恐ろしい考えがどんどん広がっていった」と話す。「騒ぎは自作自演ではないか」などと同園が誹謗(ひぼう)中傷を受けていることについて、宮城会長は「精神的に大きな打撃を受けている。米軍が落下事故を認めていないことから始まっている」として、一刻も早い事故の原因究明を訴えた。(c)AFPBB News