【2月14日 AFP】ウクライナの首都キエフのレストランで12日、ジョージアのミヘイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)前大統領が身柄を拘束された。

 サーカシビリ氏は2003年、ジョージアで親欧米の「バラ革命(Rose Revolution)」を主導。その後5年後の2008年にロシアと破滅的な戦争を行い、最終的にジョージアを出た。

 ウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領がサーカシビリ氏にウクライナ国籍を付与したものの、その後2人の間で仲違いが起き、サーカシビリ氏は同国籍を剥奪された。

 その後、昨年9月、サーカシビリ氏は支持者らの支援を受けてウクライナに戻り反政府デモを主導。ロシアの支援を受けたクーデター未遂の容疑で逮捕されたのち、釈放されていた。

 ウクライナの国境警備当局は12日、サーカシビリ氏は同国に「不法に滞在していた」とし、ポーランドへ送還したと発表した。サーカシビリ氏は、「最後まで戦う」と話している。(c)AFP