【2月14日 AFP】民族対立が続くコンゴ民主共和国で、昨年12月中旬から約20万人が避難を余儀なくされている。人道支援筋が13日、AFPに明らかにした。避難民らによると、複数の村が焼き払われ、刃物で斬殺されたりする人もいたという。

 同国北東部イトゥリ(Ituri)州では、牧畜民ヘマ(Hema)族と農耕民レンドゥ(Lendu)族が長年にわたり対立しており、1999~2003年には数万人が死亡している。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)によると、1999年には金資源が豊富なイトゥリ州の土地の権利をめぐって衝突が発生。6万人が死亡し、約60万人が避難する事態に発展した。この衝突を受けて、欧州連合(EU)は2003年に平和維持部隊を派遣している。

 別の人道支援筋によると、イトゥリ州の中心都市ブニア(Bunia)には1日平均800人が避難してくるという。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は13日、「先週、3日間で2万2000人を超えるコンゴ人がアルバート湖(Lake Albert)を渡ってウガンダに入った」と明らかにした。今年に入り、コンゴ民主共和国からウガンダに避難した人数は約3万4000人に上るという。

 UNHCRによると、避難民らは小さなカヌーや今にも壊れそうな漁船を使っているが、250人以上が船に乗っているケースも多く、湖を渡るのに10時間かかる場合もある。UNHCRには、民間人が斬殺されたり弓矢で殺されたりしているとの報告が多数届いているという。(c)AFP