【2月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は13日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)の2ゴールなどでFCバーゼル(FC Basel)に4-0で大勝し、準々決勝進出に大きく近づいた。

 敵地での一戦に臨んだシティは、ギュンドアンのヘディングシュートで先制すると、ベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)のボレーとセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)のミドルシュートも決まって9分間で一気に3ゴールを奪取。前半23分で3-0とし、その時点で実質的に試合を終わらせてしまった。

 その後もバーゼルにとっては苦しい展開が続き、後半開始すぐにはギュンドアンのエリア外からの見事なシュートが決まり、4点目を失った。ギュンドアンは楽々とハットトリックを達成していてもおかしくなかった。

 チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「決勝トーナメント1回戦で4-0というのは信じられない結果だし、準々決勝は目前だが、もう決まったとは言わない。バーゼルへの敬意を欠く。うまく守り、冷静にゴールを決めた。4回のチャンスをすべて得点に結びつけた」とコメントした。

 点差が開いたため、バーゼルが3月7日の第2戦で逆転できる可能性は限りなくゼロに近くなった。戦前の予想通り、バーゼルがほとんどボールを持てなかった一方で、シティはボール保持率69パーセントを記録し、約900本のパスのほぼ9割を成功させた。

 今季のチャンピオンズリーグ初出場を果たしたシティの主将ヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)は「チャンピオンズリーグの試合だということを考えれば、非常に良い出来だった。こういう状況になった以上、ただ突破するだけでは足りない。ホームで引き分けだったら、気分良く勝ち進むことはできないだろう」と話した。(c)AFP/Ryland JAMES