【2月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は13日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、ユベントス(Juventus)とトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の試合は2-2の引き分けに終わった。

 当初はゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)の独壇場になるかに見えたが、最終的にはハリー・ケイン(Harry Kane)とクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)のゴールでトッテナムが2点差を追いついた。

 試合は過去3シーズンで2回決勝に進んでいるユベントスが、イグアインの連続ゴールで前半9分までに2点を先制。開始わずか73秒で電光石火のゴールを挙げると、PKから2点目を奪取してトッテナムをぼうぜんとさせた。ところがその後は、前半を圧倒的に優勢に進める中で、イグアインがハーフタイム直前の2本目のPKをクロスバーに当てるなど、あと2回あったチャンスを外した。

 一方のトッテナムは、前半35分にデレ・アリ(Dele Alli)のパスにケインが抜け出すと、跳び出してきたGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)もかわして冷静に1点を返した。そして後半25分には、アリが得たファウルから、エリクセンが低い弾道のFKでブッフォンの守るゴールを破り、同点に持ち込んだ。

 ケインはこれでチャンピオンズリーグ今季7点目。これはイングランド人選手の1大会のゴール数としては、スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)氏に並ぶ最多タイの記録となった。

 ケインは本拠地での第2戦に向けて貴重なアウェーゴールを2本奪ったことを喜んだ。イグアインの2得点の直後は一方的な展開を覚悟したのでは、と問われたケインは「そうなる可能性はあった。チャンピオンズリーグのアウェーだからね。気持ちの強さを見せられたよ。素晴らしい内容で、第2戦に向けてアウェーゴールを二つ取れた。最高の結果だ」と話した。

 もう1人の得点者であるエリクセンも「ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)では、絶対に僕らにもチャンスがある。自信は十分にあるし、試合が楽しみだ」とコメントした。(c)AFP