【2月13日 AFP】中国の最高人民検察院(最高検)は13日、重慶(Chongqing)市の元トップで、昨年7月に突然失脚した孫政才(Sun Zhengcai)前共産党委員会書記が収賄の罪で起訴されたと明らかにした。孫氏はかつて習近平(Xi Jinping)国家主席の後継者とも目されていた。

 最高検はウェブサイト上で発表した声明で、孫氏は「他人に便宜を図ったり、巨額の資金を違法に受け取ったりした刑事責任を負うべき」としている。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、中国共産党の汚職監視機関は昨年7月、「深刻な規律違反」の疑いで孫氏への調査を開始していた。

 構成員25人の共産党政治局員が捜査により地位を剥奪されたのは、同じく重慶市の元トップで、習近平(Xi Jinping)国家主席による反汚職キャンペーンが行われる中、2013年に無期懲役を言い渡された薄熙来(Bo Xilai)氏以来となる。

 孫氏は昨年9月、正式に党籍を剥奪されていた。(c)AFP