【2月14日 MODE PRESS WATCH】「ユイマナカザト(Yuima Nakazato)」と東レ株式会社は、2月21日〜25日の5日間、東京ミッドタウン内のミッドタウン・ガーデンにあるデザインの展示施設「21_21 DESIGN SIGHT」ギャラリー3にて、「YUIMA NAKAZATO Exhibition - HARMONIZE -」を開催する。

 ベルギーの名門アントワープ王立芸術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts)の出身のデザイナーの中里は、森英恵(Hanae Mori)以来、日本人史上2人目となるオートクチュール協会公認のデザイナーに選ばれた若手デザイナー。自身のファッションレーベルを持つほか、レディー・ガガ(Lady Gaga)やファーギー(Fergie)、エグザイル(EXILE)などの衣装デザインも手がけた経験を持つ。独自の素材開発や最新テクノロジーを用いたアイテムに、異業種コラボなど、幅広い視野でファッションを捉えている。今回開催されているエキシビションでは、本年1月22日にパリ・オートクチュール・ファッションウィークで発表された「ユイマナカザト」の最新コレクションと、同ブランドが独自に開発した革新的な衣服の生産システム、東レの環境配慮型人工皮革「ウルトラスエードPX」を使用した新プロダクトを紹介する。

 中里は、「やがて衣服は一点物しか存在しなくなる」と人類の未来を想像し、着る人それぞれに調和し他者へ受け継ぐことができる、まったく新しい衣服を創り出すことを目指している。このビジョンのもと従来の衣服の製法を見つめ直し、縫製なしで衣服を作り上げる画期的な製法を開発した。「ユニット」と呼ばれるパーツを組み合わせて衣服を作り上げるこの製法では、デザイン・サイズ・素材を自由に組み替えることができ、着る人全てに調和する衣服が提供可能になった。あわせて紹介される「ウルトラスエードPX」は、マイクロファイバーを発明した東レが先端の繊維技術を駆使して開発した、高感度・高機能のスエード調人工皮革。断ち切り裁断が可能で、均質性や安定性を備えており、工業的生産性にも優れ「ユイマナカザト」が開発した生産システムと親和性の高い素材と言える。

 着る人のためだけに仕立てられた究極の一点物の服が生み出される、革新的な生産システム。「ユイマナカザト」が想い描く未来の装いを、ぜひエキシビションにて体感してみてはいかが?

■展覧会概要
YUIMA NAKAZATO Exhibition - HARMONIZE -
開催期間:2月21日~ 2月25日
開催時間:10:00〜19:00
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
住所:東京都港区赤坂9-7-6東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
電話:03-3475-2121
入場料:無料

■関連情報
・ユイマナカザト 公式サイト:http://www.yuimanakazato.com/
・21_21 DESIGN SIGHT 公式サイト:www.2121designsight.jp
(c)MODE PRESS