【2月13日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は12日、オランダ・ロッテルダムで開幕したABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2018)で世界ランク1位に返り咲き、史上最年長王者になることを目指していると明かした。

 フェデラーが36歳にして世界トップになるためには、今大会で準決勝まで勝ち進むことが絶対条件となる。しかし、シード選手が順当に勝ち上がれば、同胞で友人でもあるスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka)との厳しい準々決勝を突破しなければならない。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で通算20度目の四大大会(グランドスラム)制覇を果たしたばかりのフェデラーは、「誰が相手でも王座を目指したいけれど、それがスタンとなるとグランドスラム決勝を戦うようなものだし、大きな試合になる」とコメントした。

「世界1位になれることを願っているし、それを今週に成し遂げたいと思っている。厳しい道のりは望むところだし、そこにたどり着くのは簡単ではない。達成できたら本当に最高だ。スタンと同じ山に入ってわくわくしているし、(昨年7月に膝の手術をした)彼が戻ってきたことは素晴らしい」

 2005年と2012年に優勝しているロッテルダム大会について、直前になって出場を表明したばかりのフェデラーは、2週間前に全豪を制した後、今大会への手応えを感じていると話し、現在では26日に開幕するドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2018)に参戦することについても検討している。

「全豪で優勝できるとは思っていなかったし、世界1位を目指してプレーしていたわけでもない。メルボルンではランキングのことなど、まったく念頭になかった。時間を置いてから、ロッテルダムではいつもプレーできていたことに思い至った。ぜひとも出場したかったし、試しに行ってみようと思ったんだ。ここに来られてうれしいよ。体調は良いし、プレーするのが待ちきれない」