【2月12日 AFP】OAR(ロシアからの五輪選手)として平昌冬季五輪に出場しているフィギュアスケート女子のエカテリーナ・ボブロワ(Ekaterina Bobrova)は12日、団体戦で銀メダルを獲得したにもかかわらず「暗い一日」とコメントし、モスクワ近郊で旅客機が墜落し亡くなった71人の犠牲者を追悼した。

 カナダに次いで2位に入った団体戦で主将を務め、OARとして今大会2個目のメダル獲得に貢献した27歳のボブロワは、「言葉が出ません。メダルを獲得できたことはとてもうれしいのですが、昨夜、母国では飛行機事故が起きて71人が亡くなりました」と語った。

「チームキャプテンとして、またコーチ陣を代表して、犠牲者のご家族の方々に心から哀悼をささげます。私たちの国にとって無念極まりない出来事です」とかすれた声で話したボブロワは、「今回の悲劇により私たちにとって暗く悲しい一日となりました」と続けた。

 ロシア史上最悪の一つとされる飛行機事故では、アントノフ(Antonov)An-148型機がモスクワのドモジェドボ空港(Domodedovo Airport)を離陸した直後にラメンスキー(Ramensky)で墜落。ロシア運輸捜査当局は声明で「乗客65人と乗員6人が乗っており、全員死亡した」と発表した。(c)AFP