【2月13日 AFP】平昌冬季五輪は12日、アイスホッケー女子の予選ラウンドが行われ、韓国と北朝鮮の代表チームが結成した南北合同チーム「コリア」は、スウェーデンに0-8で敗れて予選敗退が決定した。

 朝鮮半島のシルエットが淡いブルーでくっきりと描かれた旗の下、韓国のファンは観客席に陣取っていた北朝鮮の「美女応援団」と共に大声援を送ったが、青と赤のユニホームでプレーする歴史的な南北合同チームを鼓舞することはできなかった。

 合同チームは南北の融和を象徴する存在として高い注目を集めていたが、競技レベルで鮮烈な印象を与える期待はほとんど持たれていなかった。その証拠に、この日は世界ランク5位のスウェーデンに開始10分で0-3とリードを許し、チームは2試合連続で0-8の大敗。14日に行われる最終戦では、日本との消化試合に臨む。

 平昌五輪開幕のわずか2週間前に急造され、初戦のスイス戦に続く惨敗を喫することになった南北合同チームを率いるカナダ出身のサラ・マレー(Sarah Murray)監督は、「新たに選手を加えるのが簡単でないことは明白でしたし、大会前から厳しいものになると覚悟していました」とコメントした。(c)AFP/Sunghee Hwang