【2月12日 AFP】米大リーグ(MLB)のピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)でプレーするエリアス・ディアス(Elias Diaz)捕手の母親が、ベネズエラ・マラカイボ(Maracaibo)で誘拐されてから3日後の11日に解放されたことが明らかになった。

 ディアス選手の72歳の母親アナ・ソト(Ana Soto)さんは8日、労働者階級が多い同地の自宅前で隣人と話をしていた際に拉致されていた。

 同国メディアによると、警察官5人が誘拐の疑いで逮捕された。5人は州警察の警察官で、そのうち一人はディアス選手の母親の近所に住んでおり、同僚に対して犯行に必要な「すべての情報」を提供していたと、地元紙ラ・ナシオン(La Nacion)は報じている。

 同国の主要警察機関であるCICPCは、10日に犯人グループを拘束していたという。

 ディアス選手は「家族が狙われて本当につらい。犯人には、とにかく母親に危害を加えずに生きて返してほしい」と、事件翌日付の地元紙パノラマ(Panorama)でコメントしていた。

 同選手は家族の元に帰省していたが、事件発生時には母親宅にいなかった。(c)AFP