【2月12日 AFP】平昌冬季五輪は12日、フィギュアスケート団体戦の各種目が行われ、カナダが優勝を飾り、同国として今大会初となる金メダルを獲得した。

 男子シングルのパトリック・チャン(Patrick Chan)、アイスダンスのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組らが出場したカナダは、4年前にロシアが金メダルを獲得したソチ冬季五輪では銀メダルだったものの、今大会ではOAR(ロシアからの五輪選手)を抑え込んだ。

 カナダは総合で73点、OARが66点とし、米国が62点で3位に入った。4位にはイタリアが続き、ソチの男子シングル金メダリストの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)を欠いた日本は5位に終わった。

 国家ぐるみの薬物違反でロシアの五輪参加が禁止されているためOARとして出場していたロシア勢は、男子シングルのショートプログラム(SP)でミハイル・コリヤダ(Mikhail Kolyada)がつまずいたことが響いた。

 しかしながら、女子シングルの2種目では10代のエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva)とアリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova)が、見事な演技を披露。メドベデワは11日のSPで世界歴代最高を更新し、ザギトワはこの日のフリースケーティング(FS)で自己記録を伸ばした。(c)AFP