【2月12日 AFP】男子テニスのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)が11日、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)の代表から引退すると発表した。現在32歳のベルディハは、2012年と2013年に母国を大会連覇に導いた。

 世界ランキング16位のベルディハは声明で「一つの美しいテニスの時代が終わった。チェコがサラダボウル(デビスカップのトロフィー)を2度獲得した時に、自分が貢献できたことをうれしく思う」とした上で、「しかし、32歳という年齢にして休養なしにプレーし続けることはできない」と語った。

 トップ選手はしばしば個人のキャリアを優先して団体戦への出場を回避するが、デビスカップで単複通算67試合に出場して50勝を記録したベルディハは、2003年から2013年の間に欠場は2度だけと珍しい存在だった。

 2016年に行われたドイツとのワールドグループ1回戦が最後のデビスカップとなったベルディハは、ラデク・ステパネク(Radek Stepanek)氏と共に2012年、2013年にチェコの大会連覇に貢献すると、2014年大会でもベスト4に進出。チェコはその間に11連勝を記録した。(c)AFP