■「若いうちにオリンピックに出たい」

 スカイさんは最近、キューバやカンボジアの恵まれない子どもたちのために募金活動を行うなど、社会奉仕活動にも熱心に取り組んでいる。

 昨夏には、こうした国々での生活を実際に見てみたいとして各国を訪問し、ドキュメンタリー映像を撮影した。さらに、カンボジアの孤児や苦しい生活を送っている家族らへ募金活動を支援するため、スケートボードをモチーフに靴下もデザインした。「お金がなくて、靴も買えないたくさんの子どもたちに何か特別なものを贈りたかった」とスカイさんは話した。

 絶え間なく動き回るこの小さなスケートボーダーには、無駄に過ごす時間などない。

「若いうちにオリンピックに出たい。16歳とかになってからのオリンピックではなくて」と、10代半ばに到達することへの不安にかられてしかめっ面をしたスカイさん。「若いうちに、やればできると全ての女の子に示したい。小さくたって構わないから、とりあえずやってみようってね」

(c)AFP/Alastair HIMMER