【2月11日 AFP】平昌冬季五輪で韓国と北朝鮮の融和ムードが高まるなか、ソウル(Seoul)では11日、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領や北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo-Jong)氏らがコンサートを鑑賞する予定の劇場前で、韓国の保守系活動家らが北朝鮮国旗を燃やすなど抗議活動を行った。

 北朝鮮は五輪直前に韓国と交わした合意に基づき、平昌冬季五輪に合わせて「三池淵管弦楽団(Samjiyon Orchestra)」の団員約140人を韓国に派遣。同楽団による韓国公演は11日が最後で、金与正氏と金永南(キム・ヨンナム、Kim Yong-Nam)最高人民会議常任委員長、韓国の文大統領らが鑑賞することになっている。

 だが文大統領が押し進める北朝鮮との関係改善を韓国の保守派は北朝鮮シンパなどと批判。劇場前に数十人が集まり、「醜い政治五輪に反対!」などと書かれたプラカードを掲げ、「ソウルの中心に赤い共産主義者らを迎え入れるなど究極の屈辱だ!」などと叫んだ。一部は金正恩氏の顔写真を破いたり北朝鮮国旗を燃やしたりして警察官に制止された。

 抗議活動に参加した人々は、北朝鮮にソウルでの「プロパガンダ」活動を容認し、米韓軍事同盟を弱体化させているとして文大統領を非難している。(c)AFP