【2月11日 AFP】平昌冬季五輪のスキージャンプ男子ノーマルヒルで銅メダルを獲得したノルウェーのロバート・ヨハンソン(Robert Johansson)。しかし、競技後に話題をさらったのは、メダルではなく彼の立派な口ひげだった。

 10日夜に行われた決勝では、氷点下12度と厳しい寒さに加え強風が吹き荒れたせいで選手だけでなく観客も凍えるなか、27歳のヨハンソンは人目をひく口ひげを揺らしながら表彰台を獲得した。

 厳しいコンディションの影響で競技は何度も中断し、すべてのジャンパーが飛び終えた時には日付が変わっていたが、自身初の五輪メダルを手にした27歳の口ひげには、熱狂的なファンから体が温まるような声が集まった。

 この日は、2014年ソチ冬季五輪で2冠を達成したカミル・ストフ(Kamil Stoch、ポーランド)を抑え、ドイツのアンドレアス・ウェリンガー(Andreas Wellinger)が金メダルを獲得したが、ツイッター(Twitter)上でより反響があったのはヨハンソンの口ひげで、「口ひげ五輪を制したのはノルウェーのロバート・ヨハンソン」「ここまでの五輪で最高だったのは、ロバート・ヨハンソンの口ひげだ!」といった声が聞こえた。

 ヨハンソンは競技後「2年前に生やし始めたんだけど、ここまで調子は良いね」「口ひげを褒められ始めて、それからはそのままにしているんだ」と笑顔で報道陣に話した。(c)AFP