【2月11日 AFP】イスラエル軍は10日、隣国シリアにあるイランの拠点を空爆した同軍のF16戦闘機が、シリアの防空システムの攻撃を受けた後に墜落したと明らかにした。

 イスラエルによると、同日、シリアからイスラエル領空にイランの無人機が飛んできたことを受けこれを戦闘ヘリコプターで迎撃。イスラエルはこの動きを自国への攻撃とみなし、その報復措置としてシリアにあるイランの拠点を空爆した。その際にF16戦闘機はシリアの対空ミサイルによる攻撃を受けて、イスラエル領内に墜落した。

 戦闘機の操縦士は脱出したが負傷し、病院に搬送されたという。

 戦闘機の墜落後、イスラエル軍は新たにシリア国内の同国およびイランの拠点十数か所に対し攻撃を行い、両国間の緊張が急激に高まっている。(c)AFP