【2月11日 AFP】米国は10日、イスラエルがシリア国内でイランの軍事拠点とみなした標的を空爆したことについて、イスラエルを支持するとの声明を発表し、内戦で崩壊状態にあるシリアで暴力を激化させているとイランを非難した。

 イスラエル軍は10日の空爆について、隣国シリアからイスラエル領空内に侵入したイランの無人機を迎撃したことに続く措置だと説明し、イラン側の行動を「攻撃」と表現した。

 これについて米国務省のヘザー・ナウアート(Heather Nauert)報道官は同日、「米国はイスラエル国境で今日発生した戦闘行為の激化を深く憂慮し、イスラエルの自衛権を強く支持する」との声明を発表した。

 さらにナウアート報道官は「イランによる計算された脅威の増大や、絶対的な権力と優位性を誇示したいとの野望は、イエメンからレバノンまで中東すべての人々を危険にさらすものだ」とイランを非難。「米国は引き続き中東におけるイランの有害行動をすべて阻止する」としたうえで、イランに「平和と安定を脅かす行動」を中止するよう求めた。(c)AFP