【2月11日 AFP】米メディアは10日、米大リーグ(MLB)のシカゴ・カブス(Chicago Cubs)が、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)からフリーエージェント(FA)になっていたダルビッシュ有(Yu Darvish)投手と6年契約で合意に達したと報じた。契約金は最低1億2600万ドル(約137億円)だという。

 現地紙シカゴ・トリビューン(Chicago Tribune)は、カブスは現在31歳のダルビッシュが身体検査を通過し次第、正式発表を行うことができると匿名の情報として報じている。

 ダルビッシュはテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)とドジャースに所属した昨季、31試合に先発して防御率3.86を記録。ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)とのワールドシリーズでは、先発した2試合ともに2回途中で降板と散々な結果に終わったが、レギュラーシーズンでは186と3分の2回を投げて209奪三振を記録し、FA市場の目玉選手となっていた。

 また、MLB専門チャンネルのMLBネットワーク(MLB Network)によれば、右肘にトミー・ジョン(Tommy John)手術を受けた影響で2015年シーズンは棒に振っていたダルビッシュの元には、ほかにドジャースから6年、ミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)とミルウォーキー・ブリュワーズ(Milwaukee Brewers)から5年契約のオファーが届いていたという。

 カブスのスプリングトレーニングは1週間後に始まる予定で、ダルビッシュは同じくFAになっていたジェイク・アリエッタ(Jake Arrieta)投手が抜けた先発ローテーションの穴を埋めるものとみられている。(c)AFP