【2月10日 AFP】(更新)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は、平壌で首脳会談を行うため韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領に訪朝を要請した。韓国政府が10日明らかにした。

 韓国大統領府の報道官によると、金正恩氏の妹で高官級代表団の一員として韓国を訪問し文大統領と会談した金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo-Jong)党中央委員会第1副部長が金正恩氏の親書を渡した。親書には、金正恩氏は南北関係改善を望んでおり、「可能な限り早期」の首脳会談を望んでいると書かれていたという。

 韓国大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム、Kim Eui-kyeom)報道官によると、親書の他に金与正氏が口頭で「一番都合の良い時に北朝鮮を訪問してください」という金正恩氏の言葉を伝えたという。

 韓国と北朝鮮の首脳会談は、金正恩氏の父、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が2000年に金大中(キム・デジュン、Kim Dae-Jung)大統領と、2007年に盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)大統領といずれも平壌で行っており、新たに実現すれば3度目となる。(c)AFP