【2月10日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は9日、今季の勢いを取り戻すためにチームが獲得した新戦力の顔ぶれを歓迎した。

 キャバリアーズはトレード期限を迎えた8日、4選手を獲得する代わりに6選手を放出し、チームを大幅に刷新する慌ただしい一日を過ごして話題をさらった。最大の目玉として、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)にアイザイア・トーマス(Isaiah Thomas)とチャニング・フライ(Channing Frye)を放出し、ドラフト1巡目指名権を譲渡。代わりにジョーダン・クラークソン(Jordan Clarkson)とラリー・ナンス・ジュニア(Larry Nance Jr.)を獲得した。

 ともに25歳のクラークソンとナンス・ジュニアが入ることによって、若さと機動力が加わることになったキャバリアーズはまた、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)からロドニー・フッド(Rodney Hood)、サクラメント・キングス(Sacramento Kings)からジョージ・ヒル(George Hill)を獲得した。

 この日のアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)戦を前に、ジェームズは報道陣に対して、今回のチーム改革に満足しているとして、「チームは若返り、機動力が増した。得点力も強化できた。これから、どうかみ合っていくか見守っていく必要がある」とコメントした。

「新しい顔ぶれには満足している。自分の仕事は、できるだけ早く彼らをまとめることだ。コーチ陣もそのつもりであることは分かっているけれど、彼らの気持ちを一つにして、目標を達成していくことが自分の役目だ。彼らを迎えることを楽しみにしている。4人ともすごく賢いし、きっと楽しくなるはずだ」

 ジェームズはその一方で、古巣のマイアミ・ヒート(Miami Heat)に戻った親友のドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)をはじめ、たくさんのチームメートが去ったことには複雑な気持ちであると認め、「チームメートを失うことは、いつだってつらい。トレード期限は毎年、全員にとってつらい時期だ。前よりも状況が改善されることを願うよ。6人全員の健闘を祈っている」と話した。(c)AFP