【2月9日 AFP】第52回スーパーボウル(Super Bowl LII)を制したフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)が8日、地元で優勝パレードを行い、駆けつけた数十万人のファンと喜びを分かち合った。

 パレードは午前11時にスタート。チームカラーの緑をまとったイーグルスファンがフィラデルフィア市内に大挙し、晴天に恵まれたものの凍えるような寒さの中、ヒーローたちと歓喜に酔いしれた。

 下馬評が低かったイーグルスは、41-33でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)を下し、スーパーボウル初制覇を果たした。

 選手がトラックや2階建てバスに乗り込み、バイクに先導され市の南部からスタートした7キロのパレードは、映画「ロッキー(Rocky)」の舞台として知られるフィラデルフィア美術館(Philadelphia Museum of Art)まで続いた。

 パレードでは大量の紙吹雪が最優秀選手(MVP)に輝いたニック・フォールズ(Nick Foles)やダグ・ペダーソン(Doug Pederson)ヘッドコーチ(HC)に降り注ぎ、チアリーダーとチームマスコットのスウープ(Swoop)は、徹夜で並んだ観衆にイーグルスのTシャツをプレゼント。歓声を上げダンスを踊るファンは、バスが来ると親指を立てて選手を祝福した。

 ツイッター(Twitter)には、交差点に止まっていたゴミ収集車の上で多くの若者が踊っている動画も投稿された。

 4日のスーパーボウル制覇後、数千人のファンが喜びを分かち合うために街に押し寄せたが、警察の厳重警戒の中、自動車がひっくり返され、窓ガラスが割られるなど暴力行為が発生し、チームの快挙に水を差した。(c)AFP