【2月8日 AFP】平昌冬季五輪への北朝鮮の参加で和解ムードが漂う中、韓国大統領府(Blue House、青瓦台)は8日、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)大統領が、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の実妹と10日に会見すると発表した。

 文大統領は平昌五輪に北朝鮮が派遣している代表団の高官らと昼食を共にする予定だという。出席する北朝鮮側の一行には、金正恩氏の実妹で最近影響力を強めている金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo-Jong)氏の他、これまでに訪韓した北朝鮮高官の中で最高位の金永南(キム・ヨンナム、Kim Yong-Nam)最高人民会議常任委員長も含まれている。同氏は対外的に国家元首の役割を務めている。

 韓国大統領府報道官の金宜謙(キム・ウィギョム、Kim Eui-kyeom)氏は「文大統領は2月10日に北朝鮮代表団を招き昼食を共にする予定だ」と述べた。会食の場所については明らかにしなかった。

 韓国・聯合ニュース(Yonhap News)は、金与正氏が兄である正恩氏の個人的なメッセージを文大統領に伝える可能性があると報じている。(c)AFP