【2月8日 AFP】平昌冬季五輪に出場する北朝鮮選手団の入村式が8日、韓国・江陵(Gangneung)の選手村で行われ、北朝鮮と韓国双方の参加者たちが一緒に踊った。

 南北朝鮮関係の雪解けを受けて、平昌五輪では北朝鮮人選手22人が、フィギュアスケート、アイスホッケー、クロスカントリー、アルペンスキーなどの種目に参加する。

 全ての氷上競技の舞台となる江陵の選手村で行われた入村式には、選手団の他、北朝鮮当局者と約80人の応援団員から成る楽団も出席した。最初は堅苦しい雰囲気が漂っていたが、北朝鮮の楽団が演奏を開始すると場の雰囲気が和んだ。

 韓国人のボランティア・スタッフ(15)は「彼ら(北朝鮮代表団)は最初、ただ拍手しているだけで大真面目でちょっとだけ怖かった」「でも少し経つと私たちに一緒に踊りましょうって熱心に誘ってきたの」と語った。このボランティアの友人は「一瞬だけど、私たちの間の壁が解けてなくなったように感じた」と付け加えた。(c)AFP/Hwang Sunghee