【2月8日 AFP】(写真追加)韓国で行われる平昌冬季五輪の開幕を翌日に控えた8日、北朝鮮は首都平壌で軍事パレードを実施した。

 北朝鮮の国営テレビは、軍事パレードの生中継は行わなかったが、韓国政府の情報筋によると、北朝鮮は「午前10時半(日本時間同11時)から、平壌の金日成広場(Kim Il-Sung Square)で軍事パレードを行った」という。

 軍事パレードでは兵士らの大連隊が整列して行進を行い、後方にはトラックや大砲、戦車が続いた。最後には巨大な大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15(Hwasong 15)」4基も披露された他、朝鮮語で「勝利」を意味する人文字をつくる一団の姿もあった。

 その一方で、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は、李雪主(リ・ソルジュ、Ri Sol Ju)夫人らとともにパレードに出席。沸き立つ観衆に向けて、「われわれは、世界クラスの軍事力という地位を世界に向けて披露することができるようになった」と述べた。

 また金氏は、軍は侵略者が自国の主権を「0.001ミリたりとも」侵犯しないよう、厳戒態勢を維持しなければならないとも話した。(c)AFP