【2月8日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は7日、早ければ2032年に初めてアフリカで五輪が開催される可能性があることを明らかにした。この動きは、2022年に行われる第4回夏季ユース五輪(Youth Olympic Games)を同大陸で開催する計画が承認されたことを受けてのものとなっている。

 バッハ会長は、冬季五輪の開幕を直前に控えた韓国・平昌(Pyeongchang)で記者会見に臨み、「ユース五輪の開催によって、アフリカ諸国で2032年もしくは2036年大会の招致が可能になることを期待している」とすると、具体的にアフリカのどの国が念頭にあるのかは明言せずに、「しかし、それほど長く待つつもりはないと話した通り、アフリカに関しては十分な信頼を寄せている」と語った。

 アフリカでのユース五輪開催について、バッハ会長は別の声明で、IOCとして「五輪プロジェクトの可能性を検討するために、たくさんのアフリカ諸国に積極的にアプローチしていく」と強調。IOCは開催地について、今年10月にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われる次のIOC総会で決定する意向を示している。

 2016年には南米初開催のリオデジャネイロ五輪が行われた。(c)AFP