【2月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーするアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)が、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)在籍時の脱税の罪に対し、同国当局から言い渡された懲役16月の執行猶予付き有罪判決を受け入れた。

 AFPの取材によると、先月アーセナル(Arsenal)からユナイテッドに加入したサンチェスは、バルセロナ在籍時に肖像権関連で98万3000ユーロ(約1億3000万円)の脱税を行ったとして訴追されていた。

 検察によると、チリ代表のストライカーであるサンチェスは、2012年と2013年の肖像権収入について申告を怠っていたのに加え、肖像権を所有するスペイン・マルタ島の会社のオーナーを自身が務めていたことについても届け出をしていなかったとされている。

 英ロンドンからビデオリンク方式で出廷したサンチェスは、「誤った納税を行った」ことを認め、この問題に関する税務署との処理も済ませた。同選手はそれぞれの罪で懲役8月、執行猶予2年を言い渡された。

 現在29歳のサンチェスは、バルセロナで公式戦141試合に出場して合計47得点を記録し、2014年にアーセナルへ移籍。ユナイテッドではプレミアリーグ最高の週給50万ポンド(約7700万円)を稼ぐと報じられている。(c)AFP