【2月8日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)近郊の反体制派支配地区に7日、政府軍が新たな空爆を加え、民間人34人が死亡した。前日には過去数か月で最も多くの犠牲者を出した攻撃があり、医療関係者らが生存者の治療にあたる中、さらに攻撃が加えられた。

 イスラム教徒を含む反体制派が支配する東グータ(Eastern Ghouta)地区に対し、政府軍は6日に攻撃を加え、数年来で最悪の犠牲者数である民間人80人の死者が出た。さらに7日朝、シリア軍機が再来し、同地区に新たな空爆を行なった。在英NGOのシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、7日の攻撃による死者は子ども12人を含む34人に上った。

 同監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表はAPFに対し、6日の死者80人は「過去約9か月のシリアで最多の民間人死者数であり、東グータでは過去数年で最多の被害のひとつだ」と語った。死者には子ども19人と女性20人が含まれており、約200人が負傷したという。(c)AFP/Hasan Mohammed with Maya Gebeily in Beirut