【2月7日 AFP】インドネシア当局は7日、同国カリマンタン島(Kalimantan Island、別名:ボルネオ島、Borneo Island)で空気銃の弾130発あまりを受けたオランウータンの死骸が発見されたと発表した。同国では先週にもオランウータンが銃で撃たれた後、首を切り落とされて殺された事件が発生している。

 警察によると、同島東カリマンタン(East Kalimantan)州東クタイ(East Kutai)県で今週村人によって発見されたのは、雄のオランウータンの死骸で、なたを使って切りつけられた傷痕もあったという。

 地元警察の幹部は「体全体にわたって弾が見つかった。また、なたによるものとみられる傷も多数あった」「今まで目にしてきたオランウータンの中でも、最も多い数の弾痕があった」と述べ、犯人は今も逃走中だと明らかにした。

 体内にとどまった弾の多くは、オランウータンの頭部と目の周囲に集中していたという。(c)AFP