【2月7日 AFP】(更新)今週開幕する平昌冬季五輪に合わせ、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の実妹の金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo-Jong)氏が、韓国を訪問することが分かった。韓国政府が7日、明らかにした。

 韓国統一省によると、朝鮮労働党の幹部である与正氏は、形式的な北朝鮮の国家元首である金永南(キム・ヨンナム、Kim Yong-Nam)最高人民会議常任委員長が率いる高官級代表団の一員として、9日に韓国を訪れるという。

 与正氏は昨年10月、正恩氏が率いる意思決定機関である党中央委員会の政治局員候補に昇格したと伝えられた。

 20代後半の与正氏は、正恩氏による「現地指導視察」などの行事に頻繁に同行している他、党の宣伝活動に関与していることが明らかになっている。

 正恩氏と与正氏はいずれも、故・金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記とその3番目の妻の故・高英姫(コ・ヨンヒ、Ko Yong-Hui)氏との間に生まれている。(c)AFP