【2月6日 AFP】香港の終審法院(最高裁)は6日、民主派運動の指導者らに対して高等法院(高裁)が出していた禁錮3月の実刑判決を破棄した。この裁判をめぐっては、中国政府からの圧力を危惧する声もあり、香港の司法の独立性を測る試金石ともみられていた。

 2014年の「雨傘運動(Umbrella Movement)」を率いた黄之鋒(ジョシュア・ウォン、Joshua Wong)さん、羅冠聡(ネイサン・ロー、Nathan Law)さん、周永康(アレックス・チョウ、%%Alex Chow%%)さんの3人には、第一審で社会奉仕活動命令や執行猶予付き判決が言い渡されていた。

 だが香港政府の上訴により、高等法院が禁錮6~8月を言い渡したことで、3人は昨年8月に収監された。だがその後上訴し、保釈されていた。

 これに対し終審法院の馬道立(Geoffrey Ma)首席法官は6日、3人に対する量刑はこれまでの違法な集会活動に対する判例に比べて「著しく重い」と指摘した。(c)AFP