【2月6日 AFP】(写真追加)インドネシア当局は6日、大雨に見舞われた首都ジャカルタや周辺地域で大規模な土砂崩れや洪水が発生し、少なくとも4人が死亡、2人が行方不明になっていると明らかにした。

 減災当局によると、ジャカルタの南に位置するボゴール(Bogor)の集落で集中豪雨による土砂崩れが発生し、泥や岩に埋まった3人の遺体が収容された。

 現場では軍や警察、地元住民らを含む数百人規模の救助隊がさらに2人の捜索を続けている。

 またジャカルタの主要空港付近では、土砂崩れに巻き込まれた自動車に14時間あまり閉じ込められた24歳の女性が救助された。運輸省によると、女性は午前7時(日本時間午前9時)ごろ無事に助け出されたものの、同乗していたもう一人の女性は重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。

 人口3000万人を超えるジャカルタ首都圏では過去24時間にわたって激しい雨が降り続いており、土砂崩れや洪水によって倒木や家屋の倒壊といった被害が発生している。

 ジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン(Anies Baswedan)知事は、同州の東部および南部といった被害が大きい地域で6500人が避難したと明らかにした。(c)AFP