【2月5日 AFP】スイスの警察当局は4日、1.6トンもの雪を屋根に載せたまま同国北部の高速道路を走行していたスウェーデンの長距離バスを、安全上の懸念から停車させたと発表した。

 北西部ゾロトゥルン(Solothurn)州の警察当局によると、同州オエンジンゲン(Oensingen)近郊で3日午後、チューリヒに向かって高速道路を走行していたバスを停止させたという。

 警察は声明で、バスの屋根に積もった雪は高さ40センチ以上、重さは1600キロを超えていたと明らかにした。

 警察はまた、氷雪の塊は走行中に落ちやすく、別の車両にぶつかる恐れがあると指摘し、車の屋根に大量の雪を乗せたまま運転することは「重大な危険性」があると警告した。

 バスの運転手は無謀な運転をしたと報告され、運転を再開する前に屋根の上の雪を取り除くよう命じられたという。(c)AFP