【2月5日 AFP】(更新)国際オリンピック委員会(IOC)は5日、ドーピング違反による五輪永久追放処分を先週になって解除されたロシアの選手13人とスタッフ2人について、平昌冬季五輪には招待しないと発表した。

 IOCは声明で、招待の是非を決める専門家パネルが「この15人を平昌冬季五輪に招待しないことを満場一致で提言」したことを受け、決定を下したと明らかにした。

 この15人は、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が1日にドーピング違反による五輪永久追放処分を解除したロシアの選手ら28人のうち、現在も現役の選手13人と引退してスタッフとなった元選手2人。残る13人は選手活動を引退したか、未開示の何らかの理由によって五輪出場が認められていない。

 IOCは国家ぐるみの薬物違反が明らかになったロシアに対し、平昌五輪への選手団派遣を禁止した。潔白を証明した169人のロシア選手は、個人資格で出場する予定となっている。(c)AFP