【2月5日 AFP】2017-18アルペンスキーW杯は4日、ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヘン(Garmisch-Partenkirchen)で女子滑降第7戦が行われ、米国のリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)がW杯通算81勝目を挙げた。平昌冬季五輪前の最後の大会で優勝したボンは「これ以上ない」状態で五輪に臨むことになった。

 ボンは1分37秒92を記録し、種目別で年間首位に立つソフィア・ゴッジア(Sofia Goggia、イタリア)との争いを0秒11差で制した。0秒12差の3位にはリヒテンシュタインのティナ・ワイラター(Tina Weirather)が入っている。

 ボンは前日の第6戦でもゴッジアに競り勝っており、2週間前にイタリアのコルティナダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)で行われた第5戦と合わせれば、W杯の滑降は3連勝。申し分ない準備を整えて平昌五輪を迎えることができた。

 ボンは「2連勝できて最高。イタリアでのタイムも良かったし、完璧な週末になった。韓国に行く前にこういう準備がしたいと思っていた通りのことができた。精神的にも肉体的にも状態はすごく良いし、用具の感触も良くて準備は完璧。これ以上ない形で五輪へ向かえる」と笑顔を見せた。

 8日から競技が始まる平昌で、ボンは前回のソチ大会は負傷で出場できなかった五輪の金メダル獲得を目指している。(c)AFP