【2月5日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、インディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に所属するラインバッカ―のエドウィン・ジャクソン(Edwin Jackson)が4日、車にはねられて死亡した。運転手は酒に酔っていた疑いがあるという。

 地元紙が掲載した警察の発表によると、事故は4日未明にインディアナ州インディアナポリスの繁華街から南西に6キロメートルほどのハイウエーで発生し、ジャクソンが車を非常駐車帯に止めて同乗者と一緒に外へ出ていたところ、フォード(Ford)の黒のピックアップトラックが突っ込んできて2人ともはねられ、死亡した。

 2人はジャクソンの体調が悪くなったため、車の外へ出たという。同乗者の男性とは相乗りしていたとみられる。トラックを運転していた37歳の男は、現場から走って逃げようとしたが逮捕された。警察は「容疑者はマリオン郡拘置所へ移送され、現在はアルコール検査の結果待ちだ」と話している。

 コルツは声明で「エドウィン・ジャクソン逝去の知らせに心を痛めています。エドウィンは球団の全員から愛されていました。類いまれな人間性と闘争心、勤勉さを評価されていました。出会ったすべての人から大きな尊敬を集めていました」とコメントした。

「われわれのロッカールーム、そして球団全体が悲しみに暮れるでしょう。今回の事故では、もう1人亡くなった方がいるということで、それもこの日の悲しみを深める要因となっています。悲劇にショックを受け、悲しみを覚えています。つらい状況にある2人のご家族に、心よりお悔やみ申し上げます」

 ジム・アーセイ(Jim Irsay)球団オーナーも、ツイッター(Twitter)で「エドウィン・ジャクソンのご家族に心よりお悔やみ申し上げる。素晴らしい若者で、皆から尊敬され、好かれていた。安らかにエドウィン」と悲しんだ。

 26歳のジャクソンは、2016年1月にコルツへ加入すると、同年のシーズンには8試合に先発して66タックルを記録したが、2017年は9月に故障者リスト入りしていた。(c)AFP