【2月4日 AFP】西アフリカ沖でインド人乗組員22人が乗ったタンカーが行方不明となっている。関係当局が4日、明らかにした。タンカーが消息を絶った海域では海賊による被害が出ている。

 行方不明となっているのはパナマ船籍の「MTマリーン・エクスプレス(MT Marine Express)」。石油1万3500トンを積載してベナンのコトヌー(Cotonou)の沖合に停泊していたが、当局は1日から連絡が取れなくなったとしている。

 またマリーン・エクスプレスの運航を管理する香港の船舶管理会社アングロイースタン(Anglo-Eastern)も、タンカーの乗組員と最後に連絡をとったのは1日だと述べている。

 地元メディアの報道によると、ここ1か月で同じ海域で船舶が消息を絶ったのはMTマリーン・エクスプレスで2隻目。先月にはタンカー「MTバレット(MT Barret)」が行方不明になったが、主にインド人の乗組員らは6日後に解放された。インド英字紙ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)は海賊に身代金が支払われたと報じている。

 ギニア湾(Gulf of Guinea)ではこれまでにも数隻の船舶が海賊の標的となり、同湾海域の国際航路は混乱し、世界経済への損失は数十億ドル規模に上るとされている。(c)AFP