【2月5日 AFP】17-18イタリア・セリエAは4日、第23節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は2-0で最下位ベネベント(Benevento Calcio)を退け、首位をキープ。一方、現在2位につける王者ユベントス(Juventus)もゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)のハットトリック、サミ・ケディラ(Sami Khedira)の2得点などでサッスオーロ(US Sassuolo)に7-0で大勝し、ナポリを追走している。

 ユベントスは前半9分にアレックス・サンドロ(Alex Sandro)のゴールで先制すると、ケディラが3分間で2得点を記録。さらにはミラレム・ピャニッチ(Miralem Pjanic)も追加点を奪い、前半だけで4-0と15位サッスオーロを圧倒した。後半はエースのイグアインが主役の座を奪い、20分間でハットトリックを達成してリーグ戦のゴール数を13得点に伸ばした。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「ナポリとのレベルの高い優勝争いが続いている以上、取りこぼしは許されない。きょうの勝利は大きい。これで後続集団を大きく引き離すことができた。多くの選手が絶好調に近づき始めている」とコメントした。

 ユベントスにとって唯一の誤算は、ブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)が筋肉系の負傷をしたことだった。アレグリ監督は、13日に行われるトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の試合に出るのは難しいと話している。

 一方、ユベントスよりも遅い時間帯のキックオフだったナポリも、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)とマレク・ハムシク(Marek Hamsik)のゴールでベネベントを破り、ユベントスと勝ち点1差の首位を守った。

 前半20分にメルテンスが角度のないところから絶妙なループシュートを決めて先制すると、後半開始直後には、ホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)の低い折り返しをハムシクが流し込み、クラブ通算118得点目を記録した。しかし、こちらもメルテンスが終盤に足首を痛めて負傷交代している。

 得点機の少なかったベネベントは、それでもカリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)のファウルで一度はPKを得たが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認の結果、その前にオフサイドがあったため取り消された。

 主将のハムシクは「最初は苦戦したが、メルテンスの素晴らしいゴールで均衡を破ることができた。そして2-0にした後は、スローダウンして試合をコントロールできた。われわれはどんな相手も恐れないし、自分たちが結果を出すことに集中するだけだ」と話した。(c)AFP/Emmeline MOORE