【2月4日 AFP】トルコ軍によると、隣国シリアで展開しているクルド人勢力に対する軍事作戦で3日、同軍の戦車1台に対する攻撃で犠牲になった5人を含め、兵士7人が死亡した。1日における死者数としては、作戦開始以来最多。この作戦で死亡したトルコ兵は、これで14人となった。

 トルコ軍は先月20日、同国と国境を接するシリア北西部のアフリン(Afrin)を支配し、トルコ政府がテロ集団と見なしているクルド人民兵組織「クルド人民防衛部隊(YPG)」に対し「オリーブの枝(Olive Branch)」作戦を開始。トルコのアンカラ(Ankara)を拠点とするシリア反体制派武装組織と合同で、アフリンからのYPG排除を図っている。

 トルコ軍は声明を発表し、同軍の戦車への攻撃で乗っていた兵士5人全員が死亡したと述べた。これに先立ち同軍は、兵士1人がクルド人勢力との衝突で死亡、もう1人が国境地帯で死亡したと発表していたが、詳細は明らかにしなかった。

 トルコ軍は報復として、攻撃があった地域で空爆を実施し、待避施設や軍需品集積場を破壊したと付け加えた。(c)AFP