【2月3日 AFP】世界中で長年親しまれているボードゲーム「モノポリー(Monopoly)」の新版では、プレーヤーに不正行為が推奨されている。ただし、捕まった場合にはプラスチック製の手錠をかけられ「拘束」されてしまう。

 ゲームの目的は1935年の発売以来、変わってない――不動産を買ったり家賃を集金したりして最終的に他のプレイヤーを破産に追い込み財産を独占することだ。

 しかし最近の調査の結果、約半数のプレーヤーがモノポリーのゲーム中に不正行為を試みていることが判明した。そこでモノポリーを製造している玩具メーカー「ハズブロ(Hasbro)」は2018年、ファンの長年の強い希望に応える時だと判断した。

 新版のモノポリー「チーターズ(詐欺師やペテン師の意)版(Cheaters Edition)」は今秋発売予定。この新版にはトークン(駒)をサイコロの目以上に進めたり、家賃の支払いを逃れたり、銀行からお金を盗んだりといった行為を含め、15種類の不正行為カードが追加される。

 不正行為がばれた場合、そのプレーヤーはプラスチック製の手錠をかけられて、釈放されるまでボードにつながれることになる。

 モノポリーはこれまでに世界114か国で、2億7500万個以上売れている。(c)AFP