【2月4日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは3日、第26節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はアーセナル(Arsenal)から獲得したアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)の加入後初得点など、ハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に2-0で勝利。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、サンチェスを称賛しつつ、ファンにはもっと大きな声援で選手を後押ししてほしいと要望した。

 勝利はしたがエンターテインメント性に乏しい試合で、唯一手放しで褒められる要素はチリ代表サンチェスのプレーだった。相手選手からタックルの標的にされ、何度も鈍い音を響かせながらも、サンチェスは一番の輝きを放ち、チームは首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差を13に縮めた。

 相手のタックル攻撃にも動じないサンチェスについて、モウリーニョ監督は「アレクシスは素晴らしい選手だが、プリマドンナではない。初心を忘れない謙虚な青年だし、チリ代表でも難しいポジションで難しいパフォーマーを相手にプレーしている。ああいうのには慣れっこのはずだ」とコメントした。

 とはいえ、サンチェスの活躍を別にすれば、この試合の注目点はトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に敗れた前節から先発を変更し、ポール・ポグバ(Paul Pogba)を外す決断をモウリーニョ監督が下したことくらいだった。

 モウリーニョ監督は、ポグバとの関係に問題はないと話しつつ、声援のボリュームが小さすぎると、オールド・トラフォード(Old Trafford)のファンを敵に回しかねない注文を出している。昨年8月のレスター・シティ(Leicester City)との試合後に行ったサポーター批判、試合のマッチデープログラムでのファンに対する苦言を経て、モウリーニョ監督は本拠地のファンは人数は多いがおとなしすぎると再度指摘せずにはいられなくなったようだ。

「ポーツマスは違った。ポーツマス(Portsmouth FC)がプレミアにいたときのことを覚えている。スタジアムはかなり手狭だったが、雰囲気は最高だった。ここの雰囲気は少しおとなしく、すさまじく熱狂的というわけではないが、選手はここでプレーするのをとても楽しみにしている」

「ポールは素晴らしい選手で、間違いなく世界有数の才能を持っているが、1試合ベンチに座ったからといって世界が終わるわけではない」

 モウリーニョ監督はまた、マルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)が膝の手術を受け、3月ごろまで離脱すると明かしている。(c)AFP/Chris BRERETON