【2月3日 AFP】ベネズエラの与党・統一社会党(PSUV)は2日、党大会を開き、ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領を今年4月末までに実施される大統領選の候補者として正式に承認した。

 ベネズエラの最高機関で、マドゥロ派で占められている制憲議会は先月、当初今年12月に予定されていた大統領選を前倒しして実施することを決めた。マドゥロ大統領に屈しているとの批判もある最高裁は野党連合の統一候補者擁立を阻止し、複数の著名な人物の大統領選への立候補も禁じた。

 野党側は一連の動きについてマドゥロ大統領を再選させるために仕組まれたものだとしている。マドゥロ大統領は不人気だが、分断され弱体化している野党側にも強い支持を集めている人物はいない。(c)AFP