【2月3日 AFP】ソウル音楽やブラックミュージックを中心としたレコードレーベル「モータウン(Motown)」のレジェンド、米ソウルグループ、テンプテーションズ(Temptations)に1968年にリードボーカルとして加入し、同バンドに新風を吹き込んだデニス・エドワーズ(Dennis Edwards)さんが2日、死去した。74歳だった。

 マネジメント会社トゥエンティーファースト・センチュリー・アーティスト(21st Century Artists)はエドワーズさんの死去を確認したが、詳細については明らかにしていない。

 エドワーズさんは、テンプテーションズのメンバーとあつれきを繰り返すようになっていたオリジナルのフロントマン、故デヴィッド・ラフィン(David Ruffin)さん本人から後を託され、「My Girl」などのヒット曲ですでに有名になっていた同バンドに1968年に加入。「Papa Was a Rolling Stone」「Ball of Confusion (That's What the World Is Today)」「I Can't Get Next to You」などでリードボーカルを担当し、ヒットを飛ばした。

 1977年にバンドを脱退したものの、3年後に再加入。ソロ活動も行ったが、テンプテーションズ在籍時ほどの人気は得られなかった。

 テンプテーションズのオリジナルメンバーで、時にエドワーズさんと衝突もしたオーティス・ウィリアムズ(Otis Williams)さんは「私たちのブラザー」の死は「とても悲しい」とフェイスブック(Facebook)に投稿。「彼がテンプテーションズの遺産に並外れた貢献を果たしてくれたことを私たちは感謝している。それは音楽の中に生き続ける。テンプテーションズよ永遠に」と追悼の意を表している。(c)AFP