【2月2日 AFP】米ルイジアナ州ニューオーリンズ(New Orleans)で1日、歓楽街として知られるバーボンストリート(Bourbon Street)周辺で、ストリップクラブの閉鎖が相次いだことに抗議し、ストリッパーたちが「私の体は違法ではない」と声を上げながらデモ行進を行った。

 当局は今週、観光客に人気のフレンチクォーター(French Quarter)にあるストリップクラブ8店が、売春や麻薬に絡んだ違法行為があったため閉鎖されたと発表した。ただ、うち数店は営業再開を許可されたという。

 デモ行進に参加したのはストリッパーやクラブ従業員、支援者など数百人。参加者は「ストリッパーの権利は人権だ」と叫び、クラブ閉鎖は人々の職を奪うことにつながり、市当局はフレンチクォーターを家族向けに仕立て上げようとしすぎていると訴えた。

 参加者の一人であるストリッパーのエミリー・ヘルナンデス(Emily Hernandez)さんは、「当局はバーボンストリートにあるクラブのほとんどを閉鎖し、ディズニーランド(Disneyland)のクルーズ船の寄港地のようにしようとしている」と非難。また、別の参加者は「バーボンストリートはセサミストリート(Sesame Street)ではない」というプラカードを掲げて抗議した。(c)AFP