【2月2日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)の男子シングルスで4強に入る快進撃をみせた韓国のチョン・ヒョン(Hyeon Chung)が2日、同国史上初の四大大会(グランドスラム)優勝へ自信を示した。

 現在は大会の疲れから回復に努めているチョンは「(全仏オープンテニス<French Open 2018>へ向けては)まだ特別に目標は定めていないが、将来的にグランドスラムで優勝できるようになるとは思っている」と語った。

 メルボルンでベスト4まで勝ち残った21歳の活躍は見る人を驚かせたが、前年覇者で最終的にグランドスラム通算20勝目のタイトルを獲得したロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)との準決勝では1-6、2-5となった場面で足のまめを理由に棄権を余儀なくされた。

 フェデラー戦後にインスタグラム(Instagram)で痛々しい足の写真を公開すると、たくさんのファンから勇気をたたえるメッセージを受けたチョンは、「休みなく多くの試合をこなした経験はほとんどなかったから、足が限界に達してしまった」「医者には僕は若いから順調に回復していると言われた。来週には練習を始められると思う」と話した。

 また、全豪オープン期間中にインスタグラムのフォロワー数が大会前の10倍となる10万人に急増したチョンは「早く100万人になるといいね」とジョークを飛ばした。母国ではゴルフや野球が人気で先行しているのが現状だが、チョンの韓国選手初のグランドスラム4強入りを受け、すでにテニスファンが増え始めており、大会中はテレビ中継で高視聴率を記録しただけでなく、テニス用品の売り上げも大きく増えたという。(c)AFP